ボトックス

ボトックス

ボトックスビスタによる表情じわ治療

ボトックスビスタ

ボトックスビスタによる表情じわ治療は、しわの原因となる表情筋へA型ボツリヌストキシン製剤を注入し、筋肉の過度な動きを一時的に抑える治療です。 眉を寄せたときにできる眉間のしわ、笑ったときにできる目尻のしわ、額を上げたときにできる横じわなどは、表情筋の収縮によって皮膚が繰り返し折りたたまれることで生じます。 ボトックスビスタを適切な筋肉へ注入すると、神経から筋肉へ伝わる収縮の指令が弱まり、表情を作ったときのしわが目立ちにくくなります。 筋肉の強さ、眉やまぶたの位置、左右差を確認し、必要な表情を残しながらしわを整えることが大切です。

札幌中央クリニック
監修医師
札幌中央クリニック 院長吉村 長嗣

表情じわの治療では、しわがある場所だけを見て注入するのではなく、周囲の筋肉とのバランスを確認することが大切です。表情や目元の印象を保ちながら、必要な範囲へ適量を注入します。

このような方におすすめ

  • 眉を寄せたときの眉間のしわが気になる
  • 笑ったときの目尻のしわが目立つ
  • 額の横じわが気になる
  • 鼻根にできる表情じわを整えたい
  • あごの梅干し状のしわが気になる
  • 口元の細かな表情じわが気になる
  • 表情が険しく見えることがある
  • 国内承認製剤による治療を希望している

ボトックスビスタとは

ボトックスビスタは、A型ボツリヌストキシンを有効成分とする国内承認製剤です。 日本国内では、65歳未満の成人における眉間の表情じわと目尻の表情じわに対して承認されています。 「ボトックス」は製品名であり、ボツリヌストキシン製剤すべてを指す名称ではありません。 海外製を含めて複数のボツリヌストキシン製剤がありますが、ボトックスビスタは、国内で承認された品質管理と流通管理のもとで提供される製剤です。

ボトックスビスタがの作用

顔の筋肉を動かすときは、運動神経の末端からアセチルコリンという神経伝達物質が放出されます。 アセチルコリンが筋肉へ伝わることで表情筋が収縮し、眉を寄せる、目を細める、額を上げるといった表情が生まれます。 ボトックスビスタを表情筋へ注入すると、神経終末からのアセチルコリンの放出が一時的に抑えられます。 その結果、注入した筋肉の収縮が弱まり、表情を作ったときに皮膚が強く折りたたまれにくくなります。

表情じわとは

表情じわは、笑う、怒る、驚く、目を細めるなど、表情を作ったときに表情筋が収縮することで生じるしわです。 若い時期には表情を戻すとしわも目立たなくなりますが、同じ部分が繰り返し折りたたまれると、次第に表情を作っていないときにも線が残るようになります。 ボトックスビスタは、筋肉の収縮によって生じる表情じわに適しています。 一方で、乾燥による細かな小じわ、皮膚の弾力低下によるしわ、たるみによってできる溝などは、ボトックスビスタだけでは十分に改善しないことがあります。

動かしたときのしわと刻まれたしわ

表情を作ったときだけ目立つしわ

眉を寄せたときや笑ったときだけ目立つしわは、筋肉の動きが主な原因です。

ボトックスビスタによって筋肉の動きを適度に抑えることで、比較的変化を感じやすいしわです。

表情を戻してもしわが残る場合

表情を作っていない状態でも深い線が残っている場合は、筋肉の動きだけでなく、皮膚の弾力低下や真皮の変化も関係しています。

ボトックスビスタによって表情を作ったときのしわは軽減しても、すでに刻まれた線が完全には消えないことがあります。

状態によっては、ヒアルロン酸注入、スキンブースター、レーザー治療などを組み合わせます。

ボトックスビスタの治療部位

眉間の表情じわ

眉を寄せたときに、眉間へ縦方向に生じるしわです。

主に皺眉筋と鼻根筋の収縮によって生じます。

筋肉の動きを適度に抑えることで、眉間の縦じわを目立ちにくくし、険しく見える表情をやわらげることを目指します。

目尻の表情じわ

笑ったときや目を細めたときに、目尻から外側へ放射状に生じるしわです。

主に眼輪筋の収縮によって生じます。

目尻の筋肉へ注入し、笑ったときのしわを目立ちにくくします。

笑顔の印象を保つため、下まぶたや頬とのバランスを確認して注入します。

額の横じわ

額の横じわは、眉を持ち上げる前頭筋の収縮によって生じます。

額への注入によって前頭筋の動きを弱め、眉を上げたときの横じわを目立ちにくくします。

ただし、前頭筋には眉を持ち上げ、まぶたの開きを補助する働きがあります。

まぶたのたるみがある方や、普段から額に力を入れて目を開けている方では、前頭筋を抑えすぎると眉が下がり、まぶたが重く感じることがあります。

眉やまぶたの状態を確認し、注入位置と量を慎重に調整します。

眉間のしわ

眉間のしわは、眉を内側や下方向へ引く皺眉筋、鼻根筋などの収縮によって生じます。

眉間の筋肉の動きを弱めることで、縦じわや横じわを目立ちにくくします。

注入位置が上まぶたに近すぎる場合や、薬剤が周囲へ広がった場合には、眉やまぶたが下がる可能性があります。

筋肉の位置と強さを確認し、眼窩周囲を避けて注入します。

目尻のしわ

目尻のしわは、目の周囲にある眼輪筋の収縮によって生じます。

笑ったときのしわを減らしながら、笑顔を不自然に止めないよう、外側を中心に注入します。

下まぶた側へ強く作用すると、笑いにくい、下まぶたが動かしにくい、目の乾燥を感じるなどの可能性があります。

目元の皮膚のたるみや眼輪筋の動きに合わせて注入範囲を調整します。

鼻根のしわ

鼻根のしわは、鼻を動かしたときに鼻の付け根付近へ横方向に生じる表情じわです。

いわゆるバニーラインと呼ばれることもあります。

鼻根周囲の筋肉へ少量を注入し、表情を作ったときのしわを目立ちにくくします。

注入範囲が広すぎると、鼻や上唇の動きへ影響する可能性があります。

口元の縦じわ

口をすぼめたときに上唇周囲へできる細かな縦じわは、口輪筋の収縮が関係しています。

口輪筋へごく少量を注入し、唇をすぼめたときのしわを目立ちにくくします。

量が多すぎると、ストローを使いにくい、発音しにくい、飲み物がこぼれやすいなどの症状が生じる可能性があります。

口角

口角を下方向へ引く口角下制筋へ注入し、口角が下がって見える印象を整えます。

口角を直接上へ持ち上げる治療ではありませんが、下へ引く力が弱まることで、口元の印象がやわらかく見えることがあります。

注入位置や量によっては、笑ったときの口元に左右差が生じる可能性があります。

ガミースマイル

笑ったときに上唇を持ち上げる筋肉の働きを弱め、歯ぐきが見える範囲を抑えます。

上唇の動きを弱めすぎると、笑いにくい、上唇が長く見える、口元の左右差が出るなどの可能性があります。

歯並び、上あごの長さ、唇の形などが主な原因の場合は、ボトックスビスタだけでは十分な変化が得られないことがあります。

あごの梅干しじわ

あごの表面にできる梅干し状の凹凸は、オトガイ筋の過度な収縮によって生じます。

オトガイ筋へ注入し、あご表面の緊張や凹凸を目立ちにくくします。

あごが小さい方や後退している方では、口を閉じる際にオトガイ筋へ力が入りやすくなります。

骨格やボリューム不足が関係している場合は、あごのヒアルロン酸注入を組み合わせることがあります。

首の縦じわ

首の縦方向に目立つ広頚筋の筋張りに対して、ボトックスビスタを注入することがあります。

広頚筋の収縮を弱め、首の縦じわや下顔面を下方向へ引く力を抑えることを目指します。

皮膚の余りや首の横じわを直接取り除く治療ではありません。

首への注入量が多すぎると、飲み込みにくさ、首の動かしにくさなどが生じる可能性があります。

しわ抑制注射の適応部位

効果が現れるまで

ボトックスビスタは、注入直後にしわが変化する治療ではありません。 通常は治療後2~3日頃から筋肉の動きが弱まり始め、1~2週間程度で効果が安定します。 左右差や追加治療の必要性は、効果が安定してから判断します。

効果の持続期間

効果は通常3~4か月程度が目安です。 治療部位、筋肉の強さ、注入量、代謝、過去の治療回数などによって持続期間は異なります。 時間の経過とともに神経から筋肉への伝達が回復し、表情筋の動きもしだいに戻ります。

しわを予防する治療について

表情じわは、同じ部分の皮膚が繰り返し折りたたまれることで、次第に表情を作っていないときにも残るようになります。 ボトックスビスタによって筋肉の過度な動きを抑えることで、皮膚が強く折りたたまれる回数を減らし、深いしわが刻まれにくい状態を目指すことができます。

治療の流れ

  • カウンセリング・診察
    気になるしわを確認します。額を上げる、眉を寄せるなど、実際に表情を作っていただき、筋肉の強さなど診察します。
  • 注入部位の決定
    ボトックスの効果。持続期間などをご説明します。
  • デザイン
    表情を作った状態で筋肉の位置を確認し、注入位置をマーキングします。
  • 冷却
    必要に応じて治療部位を冷却します。
  • ボトックスビスタ注入
    細い針を使用し、表情筋へ少量ずつ注入します。治療時間は、治療部位によりますが5~10分程度です。
  • 治療後の確認
    冷却を行った後、そのままご帰宅いただけます。

ボトックスの料金

額・眉間・目尻・鼻根・小鼻・口角・ガミースマイル・上口唇・顎 アラガン製/1部位 37,400円
アラガン製/+1部位 22,000円
韓国製/1部位 22,000円
韓国製/1部位 15,400円
首(広頚筋・プラティズマバンド) アラガン製/1部位 36,300円
韓国製/1部位 26,400円
  • ※税込価格

副作用・注意事項

ボトックスビスタによる治療では、注入部位の赤み、腫れ、痛み、内出血、かゆみ、頭痛、だるさなどの可能性があります。

よくある質問

ボトックスビスタとは何ですか?
A型ボツリヌストキシンを有効成分とする国内承認製剤です。
日本国内では、65歳未満の成人における眉間および目尻の表情じわに対して承認されています。
どのようなしわに効果がありますか?
眉間、目尻、額、鼻根、あご、口元など、表情筋の収縮によって生じるしわに使用します。
眉間と目尻以外への治療は適応外使用です。
すべてのしわに効果がありますか?
筋肉を動かしたときに生じる表情じわに適しています。
乾燥、皮膚のたるみ、ボリューム不足によるしわには、別の治療が必要な場合があります。
効果はすぐに現れますか?
通常は治療後2~3日頃から筋肉の動きが弱まり始め、1~2週間程度で効果が安定します。
効果はどのくらい続きますか?
3~4か月程度が目安です。
治療部位、筋肉の強さ、注入量などによって異なります。
額へ注入すると、まぶたが重くなりますか?
額の筋肉には眉を持ち上げる働きがあるため、動きを強く抑えると眉が下がり、まぶたが重く感じることがあります。
目の開き方や眉の位置を確認し、注入量と位置を調整します。
表情が不自然になりませんか?
注入量が多すぎると、表情が作りにくくなることがあります。
筋肉の動きを完全に止めず、必要な表情を残せるように調整します。
眉の形が変わることはありますか?
額や眉間周囲の筋肉のバランスが変わることで、眉の高さや形が変化する場合があります。
治療前の眉の位置や左右差を確認して注入します。
目尻へ注入すると笑いにくくなりますか?
目尻の筋肉を強く抑えすぎると、笑ったときの目元が不自然に見えることがあります。
笑顔を残せるよう、外側を中心に適量を注入します。
刻まれた深いしわも消えますか?
表情を作っていないときにも残る深いしわは、ボトックスビスタだけでは完全に消えないことがあります。
ヒアルロン酸やスキンブースターなどを組み合わせる場合があります。
何部位まで同時に治療できますか?
額、眉間、目尻など複数部位を同日に治療できます。
ただし、周囲の筋肉のバランスを考慮して注入量を決めます。
追加注入はいつ判断しますか?
通常は治療後1~2週間程度経過し、効果が安定してから判断します。
治療直後や数日後は、まだ十分に作用が現れていないため追加しません。
繰り返すと効かなくなりますか?
必要以上に短い間隔や多量の治療を繰り返すと、抗体が作られて効果を感じにくくなる可能性があります。
効果が弱くなり、筋肉の動きが戻ってから再治療を検討します。
韓国製のボツリヌストキシン製剤との違いは何ですか?
ボトックスビスタは、日本国内で眉間と目尻の表情じわに対して承認されている製剤です。
韓国製などの海外製剤は、海外で承認されている場合でも、日本国内では未承認医薬品となります。
このページでは、ボトックスビスタによる顔の表情じわ治療をご案内しています。
ヒアルロン酸と同日に治療できますか?
治療部位によっては同日に行えます。
筋肉の動きによるしわにはボトックスビスタ、ボリューム不足やくぼみによるしわにはヒアルロン酸を使用します。

帯広でボトックスビスタによる表情じわ治療をご検討の方へ

帯広中央クリニックでは、国内承認製剤のボトックスビスタを使用し、眉間、目尻、額、鼻根、あご、口元などの表情じわ治療を行っています。 顔の表情筋は、複数の筋肉が互いにバランスを取りながら動いています。しわだけを見て注入するのではなく、自然な動きを残せるよう注入位置と量を調整します。 表情じわがボトックスビスタに適しているか、ヒアルロン酸やスキンブースターなど別の治療が必要か分からない方もご相談ください。

症例写真

Case1

  • しわ抑制注射の症例写真1

Case2

  • しわ抑制注射の症例写真2

Case3

  • しわ抑制注射の症例写真3

【施術】
Case1~3 眉間へのボトックス製剤の注入
【施術概要】
眉間のしわに対して、筋肉の動きを軽減するボトックスを注入しています。
【副作用・リスク】
内出血・赤み・腫れ・効果の過剰発現・アレルギー等の可能性があります。

帯広中央クリニックの症例写真

症例写真