しみ
しみについて
しみ(シミ)とは、皮膚の色素が部分的に増加し、周囲の皮膚と色調の差が見られている状態です。
顔のしみは、老人性色素斑(日光黒子)、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)、肝斑(かんぱん)、そばかす(雀卵斑)、炎症性色素沈着に分類されます。しみは種類によって治療法が異なります。
しみ(シミ)の治療は診断をうけて、種類ごとに治療を行うことが大切です。
しみの種類
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老人性色素斑
老人性色素斑は日光黒子とも呼ばれ、紫外線の影響によって生じるしみです。
しみに悩まれている方のほとんどが、この老人性色素斑です。
老人性色素斑はレーザー照射によって治療を行います。レーザーはしみのメラニン色素に反応し、照射後にかさぶたができます。かさぶたは7~10日間で自然とはがれ落ちます。
かさぶたが取れた後は赤みを帯びていますが、1~2ヶ月かけて元の皮膚の色にはじんできます。
しみレーザーは1回の治療で取りきれる場合が多いですが、2~3回の治療が必要な場合もあります。- ※しみの治療部位には、レーザー照射後に肌色の小さなテープを約1週間貼り続けます。
- ※洗顔は治療翌日より可能です。
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そばかす(雀卵斑)
そばかすは雀卵斑とも呼ばれ、幼少期頃から目の下から鼻・頬にかけて1~5㎜大の細かい茶色の斑点として見られます。そばかすは遺伝によって生じる傾向があります。また思春期頃をピークに、年齢と共に薄くなることもあります。
そばかすの治療は、「スペクトラレーザー」「エリートフェイシャル」「e-max(フォトRF)」があります。レーザー治療では、顔の目元周囲や上半分に密集したそばかす1つ1つに照射を行います。
また美白効果のあるビタミンAやビタミンCなどの高濃度のビタミン剤を「イオン導入」や「アクシダーム」により皮膚に直接浸透させて再発を予防の治療も行っています。 -
肝斑(かんぱん)
肝斑は特に女性に多く、鎖骨部、前額部、口唇を中心に左右対称性に色素斑が見られます。
褐色の色素斑で、境界が不鮮明なのが特徴です。
通常はトラネキサム酸の内服などの保存的な治療が基本になります。またスペクトラレーザーによる「ルートロトーニング(トーニング治療)」も行っています。 -
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、こめかみや頬骨部、鼻根部、前額部などに灰褐色の色素斑が見られるものです。老人性色素斑より皮膚の深い部分でメラニンが増加します。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、レーザー治療によって治療します。
レーザー治療は、通常は3~6ヶ月おきに3~5回の治療が必要です。 -
炎症性色素沈着
にきびの跡やケガのダメージにより強い炎症がおきた部位にしみのような色素沈着ができた状態です。若い方であれば1ヶ月前後で消失するものから原因や部位によって数年かかるケースもあります。炎症性色素沈着においてはレーザー治療は効果がみられないこと多いです。
通常、炎症性色素沈着は時間をかけて徐々に薄くなっていきます。
自然に薄くなるのを待つ「保存的治療」が基本ですが、ハイドロキノンなどの外用薬やトラネキサム酸(トランサミン)の内服などにより、ターンオーバーを早めることで色素沈着の治癒を促進させることができます。
しみ治療の料金
スペクトラレーザー | 1mm | 5,500円 |
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1mm (3ヵ所以上) |
3,300円 | |
全顔 取り放題 | 118,800円 | |
スペクトラレーザー (そばかす) |
1回(目元~頬上) | 55,000円 |
2回目以降 | 33,000円 | |
フォトRF | 1回 | 24,200円 |
5回 | 104,800円 | |
イオン導入 | 1回 | 9,900円 |
5回 | 44,000円 | |
アクシダーム | 1回 | 16,500円 |
5回 | 66,000円 | |
トラネキサム酸(トランサミン) | 30日分 | 3,300円 |
ビタミンC | 30日分 | 2,200円 |
- ※表示価格は税込価格です。