わきが・多汗症の手術
わきが・多汗症手術について
帯広中央クリニックで行っているわきが・多汗症の手術は、切開法(剪除法)・シェービング法を行っています。手術以外の治療では、機器による「ビューホット」による切らないわきが・多汗症治療を行っています。
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- クイック吸引法
- 軽度のわきが臭の方が適応です。わきの下に数ミリ程度の切開を行い、そこから極細のカニューレで臭いの元となるアポクリン汗腺を吸引・除去を行います。
傷跡はわきの皮膚のしわと重なりほとんど目立ちません。直接、アポクリン汗腺の数が減るので、臭い軽減の効果があります。エクリン汗腺の数があまり変わらないので汗の量に変化はありません。
- ※治療時間30分・3~4日間の圧迫固定と治療7日後に抜糸が必要です。
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- 切開法(剪除法)
- わきの皮膚の中央を約4~5cm切開を行い、皮膚の裏側にある汗腺を直接取り除く方法です。
手術による治療は、治療後に3日間の圧迫固定があり日常生活にも制限が必要ですが、直接アポクリン汗腺を確認しつつ除去を行えるのが特徴です。切開法(剪除法)は、わきの汗が多い多汗症の方にも効果が得られます。当院ではより傷跡の小さいシェービング法での治療を行っています。
汗腺を手術により除去します。
- ※治療時間60分・3日間の圧迫固定・治療7日後に抜糸が必要です。
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- シェービング法
- わきの臭いと汗をしっかりと治す、最も効果的なわきが・多汗症治療です。
わきの皮膚を約2cm切開し、カミソリ様の専用治療機具を皮膚の裏側に挿入してアポクリン汗腺とエクリン汗腺を取り除く治療です。切開法に比べて、傷口が小さく、よりしっかりと汗腺を取り除きます。シェービング法は切開法に比べ、より皮膚を薄くすることでエクリン汗腺をしっかり取り除き、多汗症を改善します。
シェービング法は、わきが・多汗症治療において最も再発の可能性が低い治療法です。同時に毛根も取り除かれるため、わき脱毛の効果もあります。
汗腺をシェービング機器により除去します。
- ※治療時間60分・3~4日間の圧迫固定・治療7日後に抜糸が必要です。
- ※汗の量やにおいが多い方は電気焼灼法(身体側の汗腺の根元をさらに電気エネルギーにて焼灼を行います。)の併用より高い治療効果を高めます。
わきが・多汗症治療の流れ
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- カウンセリング・診察
- わきが・多汗症の症状の確認、わきが・多汗症治療の説明を行います。
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- わきが・多汗症の手術
- 手術時間は約60~90分です。治療後はわきにこぶし大のガーゼあてて、圧迫・固定を行います。
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- 通院 1回目
- 通常3~4日目の間に一度通院が必要です。
圧迫固定を解除し、わきの皮膚の状態を診察します。
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- 通院 2回目
- 通常7~10日前後に再度通院して頂き、抜糸を行います。その後保湿剤にて皮膚の保護を継続します。
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- わきが・多汗症治療終了・アフターケア
- 抜糸後、1週間は腕を肩の高さより上に挙げたり、重い物を持つ作業等は極力控えてください。