発汗抑制注射
注射によるわき汗・発汗の抑制
わきや手・足などの汗が気になる部分に発汗抑制注射を行うことにより発汗を抑える治療です。
発汗抑制注射の成分は顔のしわ治療にも使用されており、わきの多汗症にはわき毛の範囲に全体的に注入することで発汗を抑えます。
多汗症はアポクリン汗腺とエクリン汗腺の2種類のうち、特にエクリン汗腺からの発汗が多汗症の原因になります。発汗抑制注射は、発汗を増加させる神経伝達物質のアセチルコリンを抑制することにより、エクリン汗腺からの発汗を抑え、多汗症の症状を改善します。
発汗抑制注射の効果には個人差がありますが、約3~6ヶ月ほど続きます。軽度のわきがのニオイの場合には、発汗抑制注射だけで臭いを軽減させることもできます。治療時間は両わきで約5分です。
露出の増える夏の間だけ汗や臭いを抑えたい方だけでなく、厚着や室内温度により多くなりがちな冬の汗にもおすすめです。
発汗抑制注射の料金
発汗抑制注射【ボトックス】 | わき | 66,000円 |
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手の平・足の裏 | 66,000円 | |
頭 | 66,000円 |
発汗抑制注射【韓国製】 | わき | 55,000円 |
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手の平・足の裏 | 55,000円 | |
頭 | 55,000円 |
- 各100単位の価格です。
- ※表示価格は税込価格です。
発汗抑制注射でニオイも軽減
わきがの臭いの主な原因は、アポクリン汗腺からの発汗によるものです。もう一つのエクリン汗腺に作用する発汗抑制注射でわきがの臭いが軽減されるのは、発汗抑制注射がアポクリン汗腺からの発汗も抑制するからではありません。アポクリン汗腺から出た汗は、エクリン汗腺からの汗とわきの皮脂腺から分泌される脂肪酸と共に、皮膚の細菌に分解されると臭いを発するようになります。発汗抑制注射で「わきが臭」が軽減するのは、エクリン汗腺から発汗を抑えることでこの湿潤状態が改善し、皮膚の細菌の増殖を抑えるからです。
またわきのレーザー脱毛を併用することで、わき毛による蒸れや細菌の増殖を軽減させることも臭いの対策になります。発汗抑制注射は軽度のわきがが適応となります。わきがの臭いが強い方や根本的にわきがを改善させたい方には機器による治療や手術による治療も行っております。
パースピレックス
パースピレックスとは
塩化アルミニウム溶液の作用により長時間効果が持続する新しい制汗剤です。汗を抑えたい部位(わきや手)に塗布することで、汗腺内の水分と反応し、汗腺深部に角栓を作り「フタ」をする事で汗の産生を抑制します。
他のデオドランド・制汗剤との違い
パースピレックスは他のほとんどの制汗剤とは作用が異なります。汗は本来無臭ですが、皮膚表面に存在する細菌が汗の成分を分解することで臭いが生じます。デオドランド剤は汗を止めるものではなく、そのはとんどは臭いを隠すだけの香料を含有し、皮膚の常在菌が発する臭いを一時的に中和する作用を有します。
パースピレックスは汗腺の開口部に一時的な栓を形成することで汗腺での汗に産生を減少または中断させます。この栓は数日後に自然に消退しますが、効果は長く続きます。
特徴
- 塗るだけで発汗を抑えます。
- 1回の使用で3~5日間持続します。
- 使いやすい無効料タイプのため、アレルギーのリスクも最小限に抑えます。
- 衣類に色移りせず、白い筋が残ることもありません。
適応
- わきの多汗、軽度のわきがにお悩みの方
- 今までの制汗剤では塗り直しが必要な方
- 1度の使用で長時間の効果を実感されたい方
- スポーツなどの趣味を楽しまれる方
- シャツの汗ジミが気になる方
- 妊娠中でボトックス注射が受けられない方
使用方法
- 夜の就寝前にパースピレックスを塗布します。
- パースピレックスを塗布した部位を完全に乾かしてから着衣して下さい。
- 翌朝、塗布した部位を石鹸と水で洗浄または濡れたタオルなどで拭いて下さい。
塗り直しの必要はありません。 - 効果が得られるまで、通常1週間前後、毎晩使用して下さい。
敏感肌の場合は、1日おきに2週間塗布します。2週間目以降は、週2~3回の塗布でご使用下さい。
使用上の注意
- 脱毛後48時間はパースピレックスの使用はさけて下さい。
- 切り傷・擦り傷のある皮膚には使用しないで下さい。
- カブレや赤みが生じた際は、使用を中止してご相談下さい。
パースピレックスの料金
パースピレックス | 4,600円 |
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- ※表示価格は税込価格です。