ビューホット
ビューホットの特徴
帯広中央クリニックは開院より、多くのわきが・多汗症治療を行っています。
わきが・多汗症によるニオイや汗の症状の程度は性別、体格、皮膚の厚さなどにより一人ひとり異なります。
その経験を生かし、新たなわきが・多汗症治療の選択肢として機器よるわきが・多汗症治療「ビューホット」治療を行っています。
ビューホットは、フラクショナルニードルRFを利用したわきが・多汗症治療です。
RF(高周波)の熱エネルギーにより、わきがの原因となるアポクリン汗腺や多汗症の原因となるエクリン汗腺を熱変性させ、においや汗を改善します。
- 1回の治療で、高い治療効果
- 95%以上の方が、1回の治療で改善したと評価しています。(ビューホット国内臨床試験にて)
- 切らないから、傷跡を残さない
- メスはいっさい使用しません。切らないため傷跡が残りません。
- 短い治療時間で低負荷
- ビューホットの治療時間は約20分です。身体への負担少なく治療が受けられます。
- 治療後の制限がありません
- 治療後の固定は不要です。運動や飲酒などの日常生活への制限もありません。
- すそわきが、ちちがの治療も可能
- 陰部のすそわきがや乳輪周囲のちちがも治療が可能です。
- 子供のわきがも治療が可能
- 負担の少ない治療ですので、活発な時期のお子様も治療が受けられます。
ビューホットについて
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- フラクショナルRFの熱エネルギーで汗腺を除去
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ビューホットは、わきの皮膚にあるわきがの原因となる「アポクリン汗腺」や多汗症の原因となる「エクリン汗腺」にRF(高周波)を照射し、その熱エネルギーが汗腺を熱変性させることで、においや汗を改善させる治療です。
RF(高周波)は、ビューホットの先端にある照射針を皮膚に刺入して照射していきます。照射針の深さは0.1mm単位で調節が可能で、深さによって照射エネルギーの調節も行います。よって他の組織にダメージを与えることなく、正確に、選択的に、安全に汗腺だけを熱変性させて除去していきます。
ビューホットは初め皮膚の1mmの深さから順次、4~5層に分けてRF(高周波)を照射していきます。浅めの層では主にエクリン汗腺の除去を行い、深めの層ではより高いエネルギーでアポクリン汗腺の除去を行います。
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- 水平に広がる熱エネルギーで、均一に原因の汗腺を除去
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ビューホットと同じような高周波やマイクロ波を利用した従来のわきが・多汗症治療機器がありますが、従来の機器は下方に単純照射されるため、熱エネルギーも下方に進んでいきます。 単焦点であるため、たとえ照射部位や深さを変えたとしても、まんべんなく照射するにはどうしても重ね打ちの部分が生じてしまいます。
この重ね打ちが皮膚や組織の過剰な熱変性を引き起こし、やけどや色素沈着が長引くなどの副作用を生じていました。また同時に照射もれが発生し、汗腺を除去しきれずにおいが残ったり、2回目の治療が必要になったりすることがありました。
ビューホットは、高周波が水平方向に広がる特殊な構造(フラクショナルニードルRF)を持つため、熱エネルギーも水平方向に広がっていきます。そのため重ね打ちがなくなることで、 よりまんべんなく、均一な照射による汗腺の除去が可能です。さらに特殊なクーリングプレートにより、皮膚表面を保護しつつ、選択的にエクリン汗腺とアポクリン汗腺の除去を行います。
ビューホットと従来治療の比較
ビューホットは従来の手術に比べて負担が少なく、日常生活の制限もありません
一般的な腋臭症・多汗症の手術 | ||
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麻酔 | 注射による局所麻酔 | 注射による局所麻酔 |
切開 | あり | なし |
施術時間 | 90~120分 | 30分前後 |
術後ケア | 3~4日間の圧迫固定 | 特になし |
シャワー・入浴 | 固定期間中は濡らせない | 当日からシャワー可能 |
傷跡 | 切開による傷跡あり | かさぶた形成のみ |
日常生活への制限 | 10日前後で抜糸。 抜糸後2週間前後に運動制限あり |
特になし |
ビューホット治療の流れ
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- カウンセリング・診察
- わきが・多汗症の症状の確認。ビューホット他、わきが・多汗症治療の説明を行います。
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- 治療前
- マーキングの後に麻酔を行いますので、リラックスして治療を受けて頂けます。ご希望により吸入麻酔も併用が可能です。
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- ビューホット治療
- 治療時間は両わきで約30分です。
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- 治療後
- 治療後にわきの下のクーリングを行います。お着替え後にそのままご帰宅になります。
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- 通院不要・アフターケア
- ビューホットは通常通院が不要の治療です。ご遠方の方でもお気軽にご相談ください。
- 治療当日からシャワー浴が可能です、入浴はお控え下さい。わきも普通に洗えます。
- 治療後に特別な制限や注意事項はありません。普段通りの生活が可能です。
- 焼灼された汗腺が皮膚から排出されるまでの数日間、においの残留を感じる時があります。
- 治療後に内出血や赤み、点状のかさぶたが生じますが、2週間前後で徐々に消失します。
- ビューホットによる副作用等の注意事項
副作用:色素沈着・つっぱり感・違和感・火傷・感染・毛嚢炎
ビューホットはメトラス株式会社より輸入した医療機器です。
ウルトラセルQ+はJeisysMedical社より輸入した医療機器です。
日本国内にRF(高周波)やHIFU(高密度焦点式超音波)を機序とするわきが・多汗症治療目的の承認機器はありません。
ヨーロッパCEマークを取得しています。
ビューホットの仕組みを動画で解説
ビューホットの解説動画(メトラス社)
[音声はありません]
わきが・多汗症の治療
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- ビューホットによるわきが・多汗症治療
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- 手術によるわきが・多汗症治療
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- 注入によるわきが・多汗症治療
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- 塗り薬(外用薬)によるわきが・多汗症治療